子供のしつけと育児放棄

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子供達の笑顔を守りたい

ニュースを見ていると、児童虐待により子供が怪我をしたり命を落としたりする、
痛ましい事件が後を絶ちません。
そのほとんどが保護者から受けるものです。
子供のしつけと虐待の境界線は、他人から見たら分からない事があります。
虐待しているのでは？と思えるような状況を見聞きしても、
家庭のプライバシーに関わる事なので通報するべきかどうか、
誰しも迷うのではないでしょうか。

暴力だけが虐待ではありません。
育児放棄は、誰でも起こしてしまう可能性がある身近な問題です。
例えば、いたずらをして家の外に出された経験がある方もいらっしゃると思います。
昔はしつけとして、どこの家庭でも珍しい光景ではありませんでした。

よって一概に虐待かどうかの判断が難しいといえます。
しかし真冬、雪が降る日に薄着で外へ何時間も出すとなると、これは育児放棄にあたるでしょう。

■社会情勢の変化

近年日本では、子供を変質者から守るため、
子供を１人で通学させないのが当たり前になっています。
しかし過去において、子供達は集団登校・下校をしていました。
保護者同伴が当たり前、というような時代ではありませんでした。
当時は海外の親の目には育児放棄の一種と映っていたようです。
つまり「育児放棄への考え方は、社会情勢に左右されている」ということになります。
しかしどのような状況であっても、子供にちゃんと食事を与えなかったり、
病気や怪我をしているのに、病院に行かせなかったりする事は、
育児放棄と確定されるでしょう。
また、子供だけを家に置いて、親が旅行に出かけてしまう、
遊びに行ってしまうといったケースもあります。